「Made in Japan」 という責任

「Made in Japan」 の実直な靴づくり

手仕事の伝統が息づく里、宮崎県綾町。
腕に覚えのある靴職人たちが、日本製であることの誇りと責任を胸に、
実直な靴づくりを続けている宮崎化成の工場がここにあります。
「あたり前のことを丁寧にやっているだけ」
「納得できないものは、日本製として世の中に出せない」
言葉は違っても、思いは一つ。
履きやすさと求めやすさを両立させた、長く愛される靴をつくる。
その心意気と、一朝一夕には真似のできない熟練の技が、
Made in Japanの一足一足に込められています。

すべてに
妥協のない工程

商品開発

Made in Japanの靴づくりは、ニューモデルの試作品づくりから始まります。
その数は、春夏と秋冬をあわせて年間約600足。
デザインから型紙を起こし、ミシンをかけ、手技を駆使した試作品は、
履き心地の検証と修正を重ねながら、自信を持って商品化できる一足に仕上げています。

日本材の検反

確かな品質と良心的な価格を両立させるため、
信頼できる日本製の材料を使ったノックダウン方式を採用しています。
日本材はロールごとに検査を行い、補強材となるバイアステープの加工も職人の手で。
その上で、履きやすさを左右する工程は、すべて宮崎化成で手がけています。

成型(つり込み・接着)

成型はふくろ式と吊り込み式(かぶせ式)の製法。
靴の形が決まるつり込みは、職人技の見せどころです。
高度な技術を要する底の接着には、品質が安定した日本製の接着剤を使い、念には念を入れて。
さらに、コツコツと手間と時間をかけた丁寧な手仕事で、
柔らかい素材の製品でも型くずれを起こしません。

仕上げ

最終段階では、アッパーとソールの接着面をさらにチェック。
ほんのわずかな隙間も見逃すことなく、
専用道具の尖端に接着剤をつけて仕上げを行っています。
繊細な手仕事により完璧さを目指して完成した靴には、「日本製」の商品タグが付けられます。

検査

不良品は世の中に出さない。
つねに厳しい目を光らせ、製造途中で不具合が見つかった場合は、
すぐに原因をつきとめて徹底的に改善。
箱詰めするまで、何重もの検査をクリアした商品だけが出荷されます。

確かな品質を支える職人たち